ひらがなっていつから?遅すぎる?の不安が解消するモンテッソーリの一冊
こんにちは、5歳の息子の母親のヒロタです。
私は、子どもに小さいうちからワークをさせたり、文字を教えたりすることには抵抗がありました。
でも、幼稚園に入り年中にもなると、平仮名を読めるどころか上手に書く子もクラスにいます。
なかなか文字に関心を示さない息子に、教えなくてもいいのかな?という疑問が頭によぎったこともありました。
そんな時に、これで良かったんだ、と思えた一節を今日はご紹介しようと思います。
全てのことと『幸せに出会わせてあげる』こと
この記事でご紹介するのは、↓『「自分でできる子」が育つモンテッソーリの紙遊び』という本の中の一節。
幼稚園から時々もらってくる絵本のチラシに載っていた一冊で、工作好きの息子が喜びそうと思い、購入したもの。
基本的に、工作用の型紙本ですが、ところどころに『モンテッソーリ教育のきほん』が説明されています。
ちょっと長いですが、是非読んでみてください↓
強制せずに、子どもの興味が出てくるのを待つ
勉強好きにするために大事なことは、ひらがなや数はもちろん、野菜とも、お絵かきとも、はさみとも、幸せに出合せてあげることです。子どもは、今、自分がどんなことができるようになるべきか、知っています。大人は子どもの育ちのスケジュールがわからないので、あれこれと強制したがります。ほかの同級生たちがひらがなを読み始めると、「出遅れるのはよくないのでは」と不安になる気持ちはわかります。でも、今、あせって無理強いせずに子どもの興味が出てくるのを待てば、いつか(3ケ月後か1年後かはわかりませんが)積極的にひらがなを求め、「読めるっておもしろい」「文字が好き」ひいては「できなかったことができるようになるのはうれしい!」という、真の「学ぶ喜び」を知る人になるのです。それが幸せな出合いです。(中略)
これは、あいさつ、運動、お絵かき、すべてに当てはまります。子どもは、世の中のすべてと、初めて出合い続けているのです。限りなく広がるこの世界のどこと出合い、どこから仲よくなるかは、ぜひお子さんにまかせてください。(後略)
『「自分でできる子」が育つモンテッソーリの紙遊び』百枝義雄 百枝知亜紀 PHP研究所出版 より引用
これを読んだ時に、今まで無理にお勉強を教え込もうとしなかったことは間違っていなかった、と感じました。
でも、『あいさつ』や『野菜』とは、息子は幸せに出合えなかったのでは?と反省もしました。
そもそも新しいことを知る、出来るようになるって、嬉しいことだと思うんです。
それをやりたくないタイミングで、やらなければならないこととして、出会ってしまったせいで嫌いになってしまうなんて本当にもったいないことだなぁと感じます。
もし、すべての子どもがすべての事柄と「幸せに出合えた」としたら・・・
本来だれもが持っているはずの『学びたい』気持ちをずっと持ち続けていられるんだろうなぁ。
誰もが自分の生まれ持った能力を発揮出来て、幸せな人ばかりの世の中になるだろうなぁ。
そんな風に感じました。
字が読めないからこそ味わえること
そもそも、文字を覚えるのは早くなくていい、と思っていたのは、息子がごく小さいうちに読んだ本に「文字が読めないからこそ絵本の絵をじっくり味わえる」という内容があって、共感したから。(すみません、タイトルは忘れました。。。)
実際、息子に絵本を読み聞かせていると、ごくごく小さい隅っこに描かれてあるものまでよく見ていて、驚かされることがよくあるんです。
文字が読める私たちも、絵も見ることができるはず。
でも、やっぱり文字に注意がいってしまって、ざっとしか絵は入ってこないんですね。
最近5歳になって、少しずつ文字に興味を持ち始めた息子。
「『あ』があるよ!(自分の名前に入っている字なので一番に覚えた)」
「これは『お』だね?」
と楽しそうに言うようになりました。
とりあえず、ひらがなと幸せな出合いをしてくれたようで良かった。
これからも、一つ一つ幸せな出合いが増えていきますように。
それを壊さない親でいられますように。