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言うこと聞かない4歳児にイライラのママに知って欲しい発想転換方法

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私→長年、生きづらさを感じながら過ごしてきた人。

息子(2013年生)→学校外で育つASDっ子。

出産→育児が辛くて逃げ出したい期→育児しながら自分が育ち直せると気がつく→子どもとの日々のお陰で色々学び、生きやすくなってきました。

2022年4月~通信制大学在学中(心理・教育・福祉等)。

「認定子育てハッピーアドバイザー」「発達障害学習支援サポーター」

どんな人もその人らしく生きられる社会を目指して、自分に出来る小さな一歩からあれこれ活動中。

 

こんにちは。ヒロタです。

 

きかない子供を育てているお母さんなら(いや、どんなに聞き分けのいい子どもでも)、一度や二度でなく

『どうしたら言うことを聴いてくれるんだ。。。。。誰かその方法を教えて~~』

と、思い悩んだことがあると思います。

 

今日の記事でお話しするのは、

言うことを聞かせようとするのをやめる』ことで、その悩みを解消する発想転換法です。

言うことを聞かせなきゃという気持ちを一度捨てると、ものすごく楽になります。

 

また、きちんとしつけないと!という思いから、イライラしてしまうお母さんも多いのではないかと思いますが、発達の専門家によると『しつけはお母さんの役目ではない』そうなんです。

そんな目から鱗な内容も書いています。

 

実際に、息子が4歳の時に言うことを聞かせようと躍起になってストレスフルだった私は、発想を変えて息子との関係が格段に良くなり、子育てのストレスも激減しました。

 

当時、私と息子の関係は正直に言って、最悪でした。

全く言うことを聞かない息子と闘う日々に疲れ果てていた私でしたが、今はこれまでが嘘のように息子との争いがなくなってきました

 

ここまでの過程をご紹介しながら、どんな風に発想を変えていったのかをお話しします。

 

小手先のノウハウではなく、子どもとの関係を根本から良くして親子で幸せになりたいと願うお母さんのための記事です。

 

 

4歳の息子が言うこと聞かない!イライラ爆発の日々

自己主張が強いわが子はずっと反抗期だった

0歳代から自己主張がものすごく強い性質の息子。

 

2013年生まれの息子はもうすぐ5歳になりますが、1歳くらいから、ずっと、いわゆるイヤイヤ期が続いているよう。

 

特にこの半年くらいは主張が激しく、ここ最近はまるで『僕は言うことを聞かないぞ!』と固く心に誓ってるんじゃないか?って思うほどでした。

 

私の言うことすべてに反抗。

まさに『反抗期』ってやつです。

 

おさえきれないイライラ…子どもと過ごす時間が苦痛に

私もアンガーマネジメントも学んでいる身としては恥ずかしいんですが、イライラが抑えきれないことも多々ありました。

もういがみ合うために一緒にいるんじゃないか?っていうくらいに毎日お互い怒ったり泣いたりしてひどい毎日でした。

夫に、『もう息子と二人でいるのが嫌だ。。。』と言ってしまったくらいです。

 

幼稚園から息子が帰ってくる時間が近づくと、憂鬱になっていました。

 

また、通常はバス降園でしたが、預かり保育を利用している日は迎えに行きます。そして迎えに行くと「まだ遊びたい!」とごねてちっとも帰りたがりません。

 

何とか帰り支度をしている間に、後からお迎えにきたお母さんとその子、何組もが先に帰っていくんですね。

 

他の子はお母さんが来るとさっさと帰るのに、なんでうちの子だけこんなんだろう。。。って思うと、預かり保育のお迎えに行くのも辛かった時期もありました。

 

言うこと聞かなくてイライラする夕方の時間

そして帰宅したら、しばらくおやつを食べたり遊んだりテレビを見たり。

そこまでは、まぁいいんです。

 

問題は、お風呂とご飯。

我が家では、基本夕飯の前にお風呂に入るんですが、我が子は元々お風呂に行くのを渋る子でした。

 

テレビを観終わったらお風呂ね、と最初に約束しておきます。で、決めた番組が終わったらテレビは消すんですが、その後、別の遊びをしたいと言ってお風呂に行かないんですよね。

 

私としては、最初に約束したのに!と思って、ここでいらっとします!

で、お風呂に行くまでひと騒動。

 

ちなみに息子はお風呂自体が嫌いなわけではなく、お風呂に入ったら今度はずっとお風呂で遊びたいので、なかなか出ません。

で、お風呂から出すのにもひと騒動

 

お風呂からようやく出ました。

次は、パジャマを着ません。ずっと、ずーーーっと。

 

ようやくパジャマを着ました。

次は遊びたいので、食事はしたくありません。

ここでまたひと騒動。

その後も布団に入るまで、また色々あって。。。

 

毎日がこんな具合でした。

親子の笑顔より大事なものなんてあるのか?

規則正しい生活よりも笑顔で過ごす方がずっと大切

何だかもう疲れ果ててしまった私は、ある時、こう思いました。

 

もうこんなに毎日言い争って、何してるんだろう。。。。

もうお風呂に入るのが遅くなって、食事が遅くなって、寝るのが遅くなったとしても、争わない方がいいんじゃないか??? そうだ、そうに決まっている!」

 

それまで、9時前には寝せないといけないと思って、その時間に間に合うように必死になっていたんです。

でも、規則正しい生活のために、ケンカばかりの毎日になるなんて馬鹿馬鹿し過ぎる。。。

 

どっちが大事なんだ?って改めて考えたら、なんだか肩のチカラが抜けました。

 

親子のいい関係なくして、上手くいくことなんてない

私は『テレビを観たらお風呂に行く』と約束したんだから、それを守らないことを許しちゃいけないとも思っていました。

行ったことは守る、それは大事なことです。

でもそれより、最悪な今の親子関係を続けることは何より良くない、と私は気づきました。

 

(そもそもテレビ観終わったらお風呂に行くという「約束」は、私がほぼ一方的に言い渡したものであって、子どもにNOという選択肢はない状態で決めたこと。それは「約束」ではなくて「命令」だったんですよね。)

 

それでテレビの後、息子が「野球したい」と言ったら(今、野球にはまっているので部屋でも野球遊びをしたがる)少しの時間、息子の希望通りにつき合うようにしました。

 

そして少し野球をやった後にお風呂に入る声掛けをします。

 

最初のうち息子は「まだやりたい」とごねることもありました。「じゃあ、お母さん先に行くよ」と言ってお風呂に先に行くと、怒ったり泣いたりすることもありました。

 

でも、私が『約束だから』とこちらの言い分をごり押ししないようにし続けたら変化が現れました。

 

少しの時間でも息子のやりたいことに付き合った後でお風呂や食事にしようと声掛けするようにしていったら、スムーズに行動することが増えてきたんです。

 

『言う事聞かせる』が目的になったら本末転倒

『言うことを聞かせる』は目的じゃない

息子が言うことを聞かないことにうんざりしていた時には、いつの間にか『言うことを聞かせること』が目的にすり替わっていたことに気が付きました。

 

だから言うことを聞かない息子にイライラしたし『どうしたら言うことを聞くんだろう?』とばかり思っていました。

 

息子が言っている内容よりも『言うことを聞かない』ということに怒っていた。

 

要するに『言うことを聞く子』になるように要求していたんです。

息子はそれを感じて、さらに強く反発していたんだと思います。

 

言う事を聞かない=自己主張がちゃんとできる、とも言える

私は息子に対して、自分の意見や意志をしっかりと持って、自分の頭でちゃんと考えて行動する人になって欲しいと願っています。

 

少なくとも自分よりエライ人の言うことは何でも素直に「はい、はい」と聞く子になって欲しい!とは全く考えていません。

 

自分の意見や意志はしっかり持ちつつ、大人の都合や言い分は丸呑みに素直に聞くというずいぶん矛盾したことを私は要求していたんですね。

 

大人の言う事を素直に聞かず、怒られても反発できるのは、「自分の思いをはっきり主張できる」という長所でもありますよね。

ある意味、息子のように「聞き分けのない子」は「自分の意見を持って、自分で考えて行動できている」とも言えます。

確かに手はかかるし親は大変だけれど、将来有望なのかも・・・しれません。

 

(大抵、大物になっている人は、子どもの頃型破りな人が多かったと聞きますよね。そうでなくてもこれから単純作業はロボットがする世の中になるでしょうから、自分で考えて表現して行動する力は人間の仕事には不可欠になるはずです。)

 

ここまで読んで「頭では理解できるけど、そんな風に子どもを受け入れられない」と感じる方も多いと思います。

 

頭ではわかっているけれど、どうしてもイライラしてしまう・・・

 

それを根本から解決するために、今度は少しお母さん自身のこころを掘り下げて考えていきたいと思います。

 

どうして言うことを聞かないとイライラしてしまうの?

ちゃんとしつけないと!というプレッシャー

わたしもそうだったのですが、「親はちゃんと子供をしつけなければ!」という考えにとらわれ過ぎているお母さんは多いと思います。

■規則正しい生活をする

■食事のマナーを守る

■約束をちゃんと守る

■やるべきことを先にやる

 

などなど。。。

 

そして「ちゃんとしつけないと」の理由は、表面的には「将来のこの子が困る」です。

 

でも私は自分の気持ちを深堀りしていった時に、「ちゃんとしつけてない私が、ダメな親だと思われてしまうんじゃないか?」と恐れている気持ちが浮き上がってきました。

 

しつけは母親の役目、ではなかった!

お母さん自身が完璧主義の傾向が強い場合、私と同じような想いが根底にある人も少なくないかもしれません。

 

また周囲に、いわゆる「聞き分けの良い子」が多かったり、きちっとしたタイプの保護者さんが多い場合も「自分だけ上手くしつけられない」という焦りにとらわれてしまうかもしれませんよね。

 

でも、子どもには色んな性格がありますよね。生き物ですから、色んな大人がいるように子どもだって色々で当たり前。

 

そして、しつけなければ!と思っているお母さんに是非知ってもらいたいこと。

それはなんと、2歳以降のしつけは本来母親がやるべきではないそうなんです。

 

その理由は、しつけに必死になりすぎると、本来一番果たすべき役割が果たせなくなるから。

 

その、お母さんの一番の役割は「安全基地」になること

(これは生物的に母親だけがなるものではなく、状況によっては父親だったり祖父母がその役割を担うこともあり得ますが、現状の日本では母がなることが多いと思います。)

 

「安全基地」とは、子どもと「愛着」という絆を築いた人のことです。

不安なことがあった時はそこに帰ってくれば安心できる場所で、安心して外の世界に出て活動できる基盤にもなります。

 

しつけないと!と思って強く叱るようなことが多いと、一番大事な「愛着」が上手く築けない場合もあるということなんです。

 

これは、以前参加した子どもの発達について学ぶ講座で教わって衝撃的だったことの一つです。

大学で発達心理学の教鞭をとる先生が教えてくださる専門性の高い講座だったのですが、目から鱗とはこのことでした。

 

(子どもの心の安定はもちろん、脳の発達などにも影響すると言われている「愛着関係」については、おすすめの本も多数ありますので、いずれまた記事にまとめたいと思っています。)

 

ちなみに私はこの講座以外にも、子育てについて考える勉強会などにも色々出ていますが、どなたも言われることの方向性は同じです。

しつけは二の次でいいのです。

 

自分をいたわる

しつけのプレッシャー以外にイライラの理由になること。これは体験からも実感しているのですが親が疲れていて余裕がないということですよね。

 

だからまず大事なのはお母さんが自分をいたわること

 

日本のお母さんは無理することに慣れ過ぎていると感じます。

もっと自分をいたわっていいし、SOSを出していい。

 

「母親はこうあるべき」にとらわれ過ぎないって、とても大切だと思います。

自分をいたわって初めて相手を受け入れられるんですよね。

 

(イライラの解決と『べき』について書かれた本のレビューを→こちらの記事で書いています)

 

根本から自分を癒す

疲労などによる一時的なストレスなら、自分時間を持ったり、睡眠時間を増やすことで対応できるかもしれません。

 

ただ、お母さん自身が育ちの中で満たされない部分があって、その時に抱えた問題が子育てをきっかけに表面に出てくるケースもあります。(これは決して稀なことではないんです。)

 

その場合、根本的に自分自身を見つめて癒していく必要があります。時間はかかりますが、これから先まだまだ続く子どもとの暮らしをよりよいものにしたかったら、自分自身のケアが何より大事です。

 

子育ては自分が育ち直す最高のチャンスだと私は思っています。

 

前述した「安全基地」が、お母さん自身の中にも出来ていないこともあると思います。(私はそうでした。)

子育てについて学ぶ中で、子どもの安全基地になろうとする中でそれが出来ていったんです。

 

自分もケアが必要だと思われた方がいたら、是非この本がおすすめですので一度読んでみてください。→『ママ、怒らないで。不機嫌なしつけの連鎖がおよぼす病

 

まとめ

子どもが言うことを聞いてくれないと悩んでいるなら、一度、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

  • 何のために言うことを聞いてもらう必要があるのか?
  • 絶対に必要なことなのか?
  • その為に怒らなくちゃいけないことなのか?
  • 「しつけないと!」とプレッシャーを感じ過ぎていないか?
  • ママ自身のストレスをケアする必要がないか?

 

この記事が、お子さんとの関係を良くすると同時に、あなた自身の人生を良くするきっかけになれたら嬉しいです。

 

最後に私が育児が辛かった時に読んで、心救われた本をご紹介しておきますね。

「育児書のアドバイスを読むと、それが出来ない自分に自己嫌悪になる。。」というお母さんにもおすすめ。

この本の著者の明橋大二先生は、子育てを頑張るお母さんにいつも温かいメッセージを送ってくださる先生です。

 

子育てハッピーアドバイス大好き!が伝わるほめ方・叱り方

明橋大二/太田知子 1万年堂出版 2010年06月
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息子(2013年生)→学校外で育つASDっ子。

出産→育児が辛くて逃げ出したい期→育児しながら自分が育ち直せると気がつく→子どもとの日々のお陰で色々学び、生きやすくなってきました。

2022年4月~通信制大学在学中(心理・教育・福祉等)。

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