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【次回は9月25日開催】HSC子育て講習会in秋田のお知らせ

うつに苦しむきょうだい児のあなたへ 自己犠牲を手放して、自分を大事にするために

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育児がつらくて逃げ出したかった時期を経て、今は家で過ごす5歳長男との毎日を楽しんでいる人。

HSC親子の安心基地(オンラインコミュニティ)に構築メンバーとして参加していました。

秋田でHSC子育て講習会やHSPママの集い場を企画中。

誰もが生きやすい社会を作りたい。

HSP/きょうだい児/うつ経験者。

ツイッターで、HSP/HSCについて・生きづらさを抱える人・育児に悩むお母さんを励ますつぶやきをしています(@hiroeaaa1976)

 

こんにちは、ヒロタです。

 

私には重い知的障がいを持つ弟がいます。

染色体13番の部分欠損のある弟は、現在36歳ですが知的発達状態はおそらく1歳程度。

言葉はなく、食事・排泄・入浴の全てにおいて介助が必要な状況です。

 

最近障がい児の兄弟のことを、『きょうだい児』というと知りました。

 

いわゆる『きょうだい児』として育った私は、自分を大事にする気持ちがなかなか持てなかったんです。

長期間に渡って、繰り返しうつ状態に陥っていた理由も、自分の育ちとは切り離せないと感じています。

 

でも、心理の勉強をしたり、様々な経験をする中で、今これだけはハッキリ言えることがあります。

それは、どんな人も『自分は大切な存在だ!』と自分自身が認める必要があるということ。

 

今ではわたし自身も『自分は、弟のために我慢して当然な存在ではないんだ』という、ごく当たり前のことに気が付くことができました。

 

私のように苦しむきょうだい児のあなたにも、たとえ誰もそう言ってくれなかったとしても、『自分は大切な存在だ』ということに、あなた自身が気が付いて認めてあげて欲しいと思います。

この記事は、『きょうだい児』であることで、辛い人、苦しんでいる人に向けて書いています。

もしかしたら、障がいを持っているご本人や、障がい児と健常児を育てているご両親の気持ちを傷つける内容もあるかもしれません。でも、親の立場の方にも是非読んで頂きたいと思っています。

 

私は、障がいがある人の存在について否定する気持ちはありません。

障がいある弟に対して、人並みの愛情は持っているつもりです。きれいごとではなく、弟が障がいを持っていたから救われたこともあります。

でも、その存在によって私が長年苦しんだことも事実です。

 

障がい児へのきめ細かいケアはもちろん必要です。まだまだ社会のシステムは十分とは言えないです。さらに今後、障がい児本人はもちろん、その兄弟を含む家族の気持ちをケアする必要性について、もっとスポットが当たる社会にしていきたいと考えています。

きょうだい児の私は、我慢するのが当たり前と思っていた

 

自己犠牲が当たり前になっていませんか?

 

どんな家庭でも兄弟を全く平等に育てるのは難しいでしょうが、兄弟に何らかの障がいや重い病気などがある場合、どうしても親の注意は、ハンディキャップがある子どもにいきがち

 

そして、それは明らかなえこひいきとは違って『正当な』理由があるだけに、どうして私だけ?という気持ちを口に出せません。

受け入れないといけない』と感じながら私は育ってきました。

 

その結果、健常児である兄弟は、

■お父さん、お母さんは兄弟のことで大変なんだから、自分はいい子でいなくちゃいけない

■自分は二の次にされてもしょうがない存在

 

そんな風に自己犠牲が当たり前になってしまうと感じています。

そもそも、自分が我慢するのが当たり前になり過ぎて、自分の中にある満たされない思いをちゃんと感じることができない(感じないようにしてしまう)まま、育ってきました。

 

本当は、全然当たり前じゃないのに。。。

 

お父さん、お母さんは大変なんだから~周囲からのプレッシャー

 

さらに、親戚や先生など周囲の大人たちも、

『お父さん、お母さんは大変だね。○○ちゃん(きょうだい児)はお父さん、お母さんのことを助けてあげてね』

『○○ちゃんがいい子にしているから、お父さん、お母さんは助かるね。』

などと、声をかけてきたりします。

 

相手は良かれと思って善意・優しさ(障がいがある本人と、その親に対しての善意と優しさです)言っているのですが、きょうだい児としてはこんな言葉がプレッシャーになると感じています。

 

振り返ってみると、私はこういう言葉を聞くたびに、『あなたが我慢するのはしょうがないことなんだよ。』と言い聞かせられていた気がします

 

でもその時は、そんなことが当たり前過ぎて、自分のつらい気持ちに気が付くこともありませんでした。

 

あなたは大事な存在です

辛かった自分の気持ちに気がつこう

 

常にいい子でいないといけない、

家族のために自分が我慢するのは当たり前だ、

 

そんな思い込みがあると、素の自分を表に出すことができません。

 

また、障がいのある兄弟が親にとって一番の存在で、自分は二の次大事な存在ではない、と無意識に刷り込まれていると(実際に親がそういう態度を取ったかどうかに関わらず)、自己肯定感が低くなります。

 

自分が大切な存在だと思えず、常に我慢してがんばらないといけないと思っている状態は、精神的にとても厳しいです。

兄弟が障がい児である場合の兄弟関係は、健常児同士の兄弟関係とは全く異なることも多いです。

でもそのことを本当の意味で理解してもらうことは、なかなか難しいと感じています。

 

これではストレスが溜まりやすいのは当然だし、その結果、うつ状態にもなりやすい

 

私は高校3年生の時に、進路のことで激しく親と衝突し、同時期に失恋なども重なって、それまでのストレスがどっと、表に出ました。

食事ができなくなって、学校にも行けなくなりました。

進路のことや失恋はきっかけに過ぎなかった。それまでの育ちの中でギリギリ保ってきた自分の精神状態が一気に悪化して、普通の日常生活が送れなくなったんだと思います。

 

その時に、もっとじっくりそれまでのことを振り返れば良かった、と今でも思います。

(私の場合、弟が障がい者であること以外にも、親との関係でたくさん問題がありました。)

しばらくの不登校の後、何とか卒業にこぎつけ、その後一見元気になったかのようでしたが、根本的な解決には全くなりませんでした。

 

その後も、自己犠牲を常に強いられているような感覚自分を大事にすることができない考え方を改善出来ず、常に上手くいかない人生をずっと送っていました。

 

自分がつらかったことが何なのか?

これまでの思い込みに向き合って、自分にとってつらい考えを手放すためにどうしたらいいのか?

 

結局、私がそれらのことに気が付いたのは、30代になってからでした。

その間には、(『私は犠牲にならないといけない』という強迫観念に基づく)自分の判断の失敗で、トラウマになるような出来事も経験しましたし、人間関係のつまづきから転職もなんどもしました。

 

抗うつ薬や安定剤を服薬していた時期も長くありました。

最初に心の問題が表に出た18歳の時に、もっと根本的な問題に向き合っていたら、必要なかった辛い時期を長く経験しました。

 

だから、あなたがもっとずっと若いなら、一日も早く自分を大事にする考え方を手に入れて欲しいと思います。

 

でももし、あなたが30代40代それ以上だったとしても、今からでも遅くはない、と伝えたいです。

 

この記事の後半では、私が自分の問題に向き合えるきっかけになった考え方についてご紹介しています。

 

『我慢して当然』の存在ではない

 

兄弟姉妹がハンディキャップを持って産まれたのは、誰のせいでもありません。

 

それは、わかっているんですよね。

だからこそ、親が悪い訳でも兄弟が悪い訳でもないんだから、そのことに関して自分がつらくても気持ちのやり場がないんです。

親を責めても本人を責めても筋違いだとはわかっている。

そして親や兄弟を責めたくなる、自分に対して自己嫌悪になる

 

でも、親や本人が悪くないように、『あなたも全く悪くない』んです。

 

親の手が周らなくて、あなたが寂しい思いをしたのは事実です。

そして、その状況は確かに仕方なかったかもしれない。親もベストを尽くしてもなんでも出来る訳ではない。

 

私も自分が親になって子どもを育ててみて、そのことはよくわかりました、頭では。

 

でも、だからと言って、寂しかった気持ちが消える訳ではない。

 

仕方がなかったことだとしても、あなたは、自分は寂しかった、辛かったと感じていいんです。

両親が大変なんだから、そのことに不平を言ったり不満を持ったりしてはいけないと思わないで欲しいんです。

親やきょうだいを恨んでしまう気持ちを持つ自分に嫌悪感を持たないで欲しい

 

幼少期の寂しさ以外にも、近い血縁に障がい者がいることに対する差別、そのことで自分の結婚に対する不安や、きょうだいの障がいが重い場合、親亡き後の兄弟の生活の世話など、『きょうだい児』が背負っているものはたくさんあります。

 

そんなにもたくさんのものを背負っているあなたが、全てを我慢して当然なんてことは決してないんです。

 

大事にされていい

 

世の中は不平等の嵐です。

生まれ落ちた場所によって、与えられているものの差は大きい。

 

でも、大事にされなくて当然の人なんていません

あなたは子どもの頃から、いわば『小さなお父さんお母さん』として、障がいのあるきょうだいを優先で行動してきたかもしれません。

 

そして、そのことが身に付きすぎて、家族以外の人間関係の中でも、こんな風に思っていませんか?

自分が我慢すればいい

私なんか

…って。

 

それで、いつも尽くさないと関係を保てない人や、自分を大事に扱ってくれない人と付き合ってしまっていたとしたら、今一度立ち止まって、自分に言い聞かせて欲しいんです。

 

私は大事にされて当然の存在だ私にはその価値がある、って。

 

だって、本当にあなたは大切な存在だから

 

新しい人生を歩き出すために

鬱々と悩みがちなあなたに知って欲しい心理療法『交流分析』

 

あなたは大事な存在ですよ。といくら言われても、今すぐに「そうか!」と納得して、大切な存在として自分自身を扱うことは難しいかもしれません。

 

私は今42歳ですが、自分の根本の問題をハッキリと認識して、それを解決するための道を歩き始めたのは、34歳の時です。

そのきっかけは、心理カウンセリングの学校に通い、『交流分析』という心理療法について学んだことでした。

これは、アメリカの精神科医エリック・バーンによって開発されたものです。

『交流分析』を知った時、私は、小学校や中学校でも教えて欲しかった!と思いました。

 

自分自身を理解し、自分の考え方の根っこになっているものを理解し、思い込みを取り除き、生きやすくするために、『交流分析』の考え方はとても役に立ちます。

 

きょうだい児として、(もちろんその他の理由でも、)様々な心理的問題を抱えている人たちに是非、学んでほしいと思います。

 

自分が抱えている『人生脚本』を知って、望む方に変えていこう

 

中でも、『交流分析』の中の『人生脚本』という考え方を理解すると、自分の中にある不幸になりやすい無意識の行動パターンを自覚することができるようになります。

 

『人生脚本』とは、子どもの頃にそれぞれが無意識のうちに書きあげた自分の人生の物語で、『無意識の人生計画』と言われるものです。

 

『人生脚本』について、とてもわかりやすく書かれている本がありますので、ご紹介しておきます。

生きづらい人のための傾聴サービスをしています

 

生きづらい人の為の傾聴サービスを行っています。

 

きょうだい児の悩みについて話せる相手がいない、誰かに気持ちを聴いて欲しい、自分の気持ちと向き合いたいと考えている方、同じきょうだい児の私がお話を聴きます。詳細は→こちら

 

 

 

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