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子どもが自信をつけるのに欠かせないのは、親の見守り力だと思う

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私→長年、生きづらさを感じながら過ごしてきた人。

息子(2013年生)→学校外で育つASDっ子。

出産→育児が辛くて逃げ出したい期→育児しながら自分が育ち直せると気がつく→子どもとの日々のお陰で色々学び、生きやすくなってきました。

2022年4月~通信制大学在学中(心理・教育・福祉等)。

「認定子育てハッピーアドバイザー」「発達障害学習支援サポーター」

どんな人もその人らしく生きられる社会を目指して、自分に出来る小さな一歩からあれこれ活動中。

こんにちは、ヒロタです。

先日、「ああ、こういうことの積み重ねで子どもは自信をつけていくんだな」と感じる出来事がありました。

そして、多くの親は「子どもに自信を持ってほしい!」と願っているのに、ちょっとした一言で親がそのチャンスを奪っているのかもしれない、とも思ったんです。

 

普段の生活で実はたくさんある、子どもが自信を持つチャンス。

それを活かすには、親に『見守る力』が必要だな、と感じたエピソードをご紹介します。

 

この記事で言う『自信』とは、自分の能力を信じる力のことです。どんな自分でも存在していい(何が出来てもできなくても)と思える『自己肯定感』と、『自信』は違うものと捉えて書いています。『自己肯定感』についてもまた別記事で書きたいと思っています。

 

口出ししないと決めて見守る

先日、子どもの遊び場に行った時のことです。

そこには、↓こんな遊具がありました。

ちょっとわかりにくい写真ですみません^^;

くねくねした遊具の中を登ったり、すべり下りたりして遊ぶものです。

 

そこで遊び始めた息子は靴下を履いたままでした。

靴下のままではつるつると滑べるので、素足の方が登りやすいのは大人の目には明らか。

 

そこで多くの大人は、「靴下を脱いで」と言うと思います。

私も以前ならそう言っていました。

 

でも、子育ち支援士講座を受けて「先取り厳禁」の法則を学んだ後、私は先回りして言いたい気持ちを堪えるように心がけていたので、その時も何も言いませんでした。

 

こうして息子のチャレンジが始まりました。

なんとか登ろうとするのですが、すべります・・・

息子:「登れない~~」

私:「登れないねぇ~」

 

そんなやりとりがどれくらい続いたでしょうか。

 

本当は「靴下脱いだら?」の一言を言いたくて溜まりません。

脱いだら登れるのはわかってるんですから。

 

でもガマンガマン・・・

 

自分で考えながら出来ると、自信がつくんだ

しばらくすると息子が遊具から出てきて、自分で靴下を脱ぎ始めました!

「これ脱いだらいいんだ!」と言いながら・・・

 

そして素足で遊び始めると、さっきまでがウソのよう。

思い通りに登れています。

 

すいすい登ったり下りたりしながら、

「これはねぇ、靴下脱いだら上手くいくんだよ!!」と自信満々に私に何度も言います。

 

その後、遊具に遊びに来た小さな子がやっぱり靴下を履いたままで登れない様子を見て、

「靴下脱いだらいいんだよ!」と教えてあげるほど・・・(その子の気づきは奪ってしまった訳ですが…汗)

 

普段は、自分から知らない人(大人も子どもも)に話しかける事は、ほとんどない息子が、です。

 

もしも、私が一言、「靴下脱いだら?」と言ってしまっていたとしたら・・・?

すぐに上手くいって、最初からその遊具を楽しめたと思います。

(ただ、私が言ったから必ずその通りにする訳ではありませんが・・・)

 

でも、自分で考えてやってみてその結果「上手くできた!」という成功体験にこそ、意味があるんだな、と、息子の様子を見てつくづく感じたんですよね。

 

こういう些細なことの積み重ねが、きっと子どもに自信をつけていくんだと。

 

でも、こういうチャンスはありふれているようで、実はなかなかありません。

 

人に迷惑をかけてはいけない、という思い

このとき、私が口出ししないでじっと息子本人が気づくまで見守れた一番の理由は、その遊具に他に遊んでいる親子がいなかったからです。

もしも他に遊んでいる子がいて、息子の後ろから登って来ていたとしたら。

標準体型の5歳の息子が登り切れずに滑り落ちてぶつかれば、場合によってはけがをするかもしれません。

 

もちろん、大けがをするような可能性がある場合は止めないといけません。

 

でも、そこまでの状況でなかったとしても、私たち親はほんの少しでも他人に迷惑をかけたり、ちょっとしたぶつかり合いがあることをとても恐れて子育てしていると思うのです。

 

大人が、先回りして100%の安全を求めてあれこれと口出しすると子どもの学びを奪ってしまうことや、お互い様だから見守ろう、という価値観を共有できる輪が広がるといいな、と思います。

 

徹底的に見守ることのむずかしさ

すべてを手伝ってあげるのは良くないと思っている親であったとしても、子どもが上手くいかない時にすぐにさりげなくヒントを与えていないでしょうか。

 

子ども本人が「手伝って」「教えて」と言う前に。

しかもそれが過干渉とも思わずに、親切なつもりで。

 

私自身もその一人でした。

そうしない方がいい、とハッキリ自覚している今も、ついつい手出し口出しをしたくなります。

そして、息子から「自分でやるから!」「ママ言わないで!」と言われて、ハッとする日々です。

 

まとめ

せっかちな私にとって『見守る』のは、修業的。

 

でも、親の『見守り力』こそ、子どものチャレンジ精神や「自分でやれる!」という自信を育む鍵だと思うのです。

 

今回のできごとは、私にとってもその大切さを実感させてくれる貴重な体験でした。

言いたい一言をグッと飲み込んだら、こんなに生き生きした子どもの姿を見られるんだ、という学びがありました。

 

親の見守る力も、子どもの自信も、体験を通して育っていくんだと感じます。

 

本当に、『子育ては自分育て』ですね。

 

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私→長年、生きづらさを感じながら過ごしてきた人。

息子(2013年生)→学校外で育つASDっ子。

出産→育児が辛くて逃げ出したい期→育児しながら自分が育ち直せると気がつく→子どもとの日々のお陰で色々学び、生きやすくなってきました。

2022年4月~通信制大学在学中(心理・教育・福祉等)。

「認定子育てハッピーアドバイザー」「発達障害学習支援サポーター」

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