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ルール作りの『話し合い』で子供が片づけないイライラ…が消えた話

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私→長年、生きづらさを感じながら過ごしてきた人。

息子(2013年生)→学校外で育つASDっ子。

出産→育児が辛くて逃げ出したい期→育児しながら自分が育ち直せると気がつく→子どもとの日々のお陰で色々学び、生きやすくなってきました。

2022年4月~通信制大学在学中(心理・教育・福祉等)。

「認定子育てハッピーアドバイザー」「発達障害学習支援サポーター」

どんな人もその人らしく生きられる社会を目指して、自分に出来る小さな一歩からあれこれ活動中。

こんにちは、ヒロタです。

前回、AI-amさんの勉強会紹介の記事『子どもが約束を守らない!と悩んでいるなら、「話し合い」の勉強会に出てみませんか?』という記事を書きました。

 

その勉強会で学んだ内容を元に、我が家でも話し合いを持ってみました。

議題はこどもコーナーのお片付けについて。

 

この話し合いをした結果、『状況は私の理想通りになっていないにも関わらず私のイライラが激減したんです。

今日はこの、お片付けのルール作りについての話し合いの様子をご紹介します。

 

話し合い前の問題点~片付かない棚の上と工作の問題

 

棚の上はスッキリ片づけて欲しい私の希望

子どもスペースについてのイライラの原因は大きく二つ。

その一つ目は、棚の上↑には何も置かないで欲しい、ということ。

 

我が家の子どもコーナーはリビングの一角なので、この棚が常に目に入ることになります。

せめて棚の上だけはスッキリしておいて欲しい!

 

 他にも要望はあるけど、せめて棚の上だけは…

 

でもこの私の希望は、AI-amさんの勉強会『話し合ったつもりになってない? – 子どもが約束を守れない理由はここにある』に参加したことで変わりました。

勉強会で主催者のよっぴーさん(吉田晃子さん)が、

「ここにおもちゃ出してちゃダメだとか言うけど、お母さんだってお友だちにもらったハワイ土産のおしゃれな口紅だの、好きな小物だの、棚の上に飾ったりするやんか?どうしてあれは良くて僕のガンダムはダメなのって思うよ~」

 

って話してるのを聞いて、そうか…って納得しました。

要するにこれは、『私の趣味に合わないものを私の目に入るところに置かないでよ』っていう主張だったんだな、と。

 

息子は、自分のコーナーを自分のセンスで好きなもので飾っている、と思ったら、それは飾りたいよね、って思えるようになりました。(ネピアの箱よりカッコいい!と息子が思いそうなものを考えつつ…)

 

置き場所に困る工作の片付け

そして我が家の子どもコーナーがごちゃごちゃする最大の理由は、工作!

 

息子が通う幼稚園では、各家庭から集めた空き箱やラップの芯などを置いておく場所があります。

自由遊びがメインの園なので、子ども達は好きな材料を見つけて思い思いの作品を作って楽しめるシステム。

作ったものは家に持ち帰ってきます。

 

そのこと自体はすごくいいと思っているんですよ。

問題なのはその収納

 

作ることで満足するだけじゃなく、実際に使って遊んだり、自分の制作コレクションと思っている息子はなかなか捨てたがりません。

工作したものは形も様々で大きさもあるから、収納しにくい!

とりあえず、↓のように大きめの紙袋とかごを使って収納しています。

(これでもかなり減らした後の写真…)

 

同じ園のお母さんたちみんな同じく工作の収納に頭を悩ませていて、子どもが忘れた頃にこっそり捨てるという人もたくさんいるようです。

私もこっそり捨てたことがありますが、私自身がイヤ~な気持ちがしました。

だって、自分がそれやられたら嫌だ、って思うから。

 

とは言え、2DKの我が家のスペースは本当に限られているし、全てを永遠にとっておくわけにいかないです。

 

定期的に「これは要る?」「これは要らない?」の仕分けを息子と一緒にしていました。

 

でもある時に、たくさんの「要らない」が出て私が満足した数日後、息子から「本当は捨てたくなかったんだ・・・」って言われたんですよ。

本人と一緒に決めてるつもりでも、結局「要らない」と言うことを強制していたんだな…と思ったら、つらくなってしまいました。

う~~ん、どうしたらいいんだろう???

 

ごちゃごちゃをみるとイライラするし、無理に捨てさせるのも何か違う気がするし、心が痛む・・・と、悶々とする日々だったんです。

 

話し合った内容~片づける方法とイライラしないで済む方法

我が家のDK見取り図↓

 

【話し合いの議題】

子どもコーナーのごちゃごちゃが目に入ると母(私)の気持ちが疲れます。

何とか改善したいからみんなで考えて欲しい。

 

【話し合い参加者】

子(アサタ4歳)・母(ヒロタ←私)・父(シンタ) ※全員仮名

 

 

最初に、話し合いの流れを決めました。

  1. まずは順番に意見を言う(出尽くすまで)
  2. みんなの意見から採用する案を決める
  3. 時間がきたら区切る
  4. 最後に、決めたルールを実践してみてどうだったか?を話し合う時期を決める

 

まずは順番に意見を言う

 

三人の意見をまとめてみます。

「ヒロタがアサタコーナーを背にして座ったらいい」←見えない位置に座ればイライラしないだろうという事。

「燃えるごみの前日を、処分してもいいものがあるか?チェックする日にする(ちょこちょこ定期的にチェックする)」

「まぁ、時期がくれば要らなくなって捨てるだろう」

 

「収納している袋やかごから中身が飛び出す前に捨てて欲しい」

「スペースが決まっているからずっとは取っておけない」

「家にずっといるのは私」

↑これは、だから日中居ない人は我慢して私を優先して!という主張。

他の人に我慢させる前提のことは話し合いと違うけど、言いたかった。。

 

「勝手に捨てないで」

「怒って片付けなさい!と言われたくない」

 

※ここで、「片づけないから怒るんでしょう?!」と怒るのはナシ。

 

みんなの意見から採用する案を決める

 

意見が出きったところで、どの意見を採用するか話し合いました。

とは言っても、対応策を言ったのはシンタのみでした。

私とアサタが言ったことは、希望や気持ち。

 

でも、普段の生活の流れの中で話すと感情的になってしまいがちな部分も、今は話し合いです!というつもりで伝えると割と冷静に言えました。

 

時間で区切る

 

シンタが「ダラダラ話すのは絶対ダメ」というので、時間が来て結論がでなければ多数決をとることに。

 

決めたルールを実践してみてどうだったか?を話し合う時期を決める

 

ただし、多数決で強行突破だと結局押し付けと変わらないので、一時的な決定にしました。

今回採用したルールを運用してみて見直す為の話し合いの日付も決めました。

 

話し合いをしたのが10月最後の日曜日だったので、3週間くらいやってみようということと、時間がとりやすいということで、次の話し合いは11月の後半三連休のどこかですることに。

 

今回の話し合いで(とりあえず試してみることに)決まった片づけ問題ルール

 

 

1.私が食事の時に座る位置を変更(子どもコーナーが見えない位置に)

2.燃えるごみの日の前日(月木なので、ゆっくりしている日曜日の夜)に、処分していいものがあるかないか?一緒にチェック。(なかったら捨てなくていい)

 

 

実質的に制作したものをとめどなく増やさない対策と、私のイライラが起きにくい対策を一つづつ決めました。

元々座っていた位置にも理由があったのだけど、そこはちょっと我慢して片づけ問題の解決を第一としました。

 

そんなんじゃ、根本的な解決になってない!と思いきや・・・

 

話し合い後の変化~子どもが片づけない!というイライラからの解放

話し合ったという満足感

 

座る位置を変えたって狭いリビングでごちゃごちゃが目に入らないわけでもなく、ただ処分するかどうか見直す日を決めただけなのに、話し合いの後、イライラは激減しました。

 

それまでは、私が一人で不満に思ってイライラしていました。

でも今回、家族に時間をとって一緒に考えてもらった、というのが思いのほかストレスを和らげてくれたんですよ。

これは、話し合いの前は想像できなかった嬉しい効果でした。

 

期限付きの不満に変わった

 

次に話し合う日を決めたので、現状に不満が残っていても「次回の話し合いでまた話そう」と思えるようになりました。

今は改善している途中だ、と思えると、気が楽になります。

 

実際に子どもが自分からルールを実践してくれた

 

それから息子が自分から、ゴミの日の前日にもういらないものを出してくれた時には、嬉しかった。

 

年中の息子に、どのくらい今回の話し合いの内容が理解出来ているのか?ちょっと正直疑問はあったけど、私たちが「明日ゴミの日だね」と会話しているのを聞いて、話し合ったことを思い出したようです。

 

(その日は水曜だったので、実際に決めた日曜とは違ったけど、本人がゴミの前の日と理解してるならそれでいいかな、と。)

 

ルール作りの話し合いで子どもが片づけないイライラが消えた話 まとめ

 

私は散らかっているという事実に対してイライラしていたというより、ひとりで散らかってる!と怒っていること、空回りしていることがストレスだったのかもしれません。

 

本当は、もう少しおもちゃを減らして欲しいとか、きれいに収納して欲しいという気持ちはあります。

だから、「私はそうして欲しいんだけど」ということは伝えます。

 

でも、自然と、感情的に頭ごなしに言うことはなくなりました。

本当に気持ちが楽になったし、子どもとの関係も良くなった気がします。

 

話し合いをしてみたいけど、どうやってやればいいの?と思うなら、AI-amさんの勉強会をおすすめします→

< 11/18・大阪 > 「話し合ったつもりになってない? – 子どもが約束を守れない理由はここにある – 」開催のお知らせ

 

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