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こどものお手伝いルールの作り方 我が家のトホホな失敗談に学べ!

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私→長年、生きづらさを感じながら過ごしてきた人。

息子(2013年生)→学校外で育つASDっ子。

出産→育児が辛くて逃げ出したい期→育児しながら自分が育ち直せると気がつく→子どもとの日々のお陰で色々学び、生きやすくなってきました。

2022年4月~通信制大学在学中(心理・教育・福祉等)。

「認定子育てハッピーアドバイザー」「発達障害学習支援サポーター」

どんな人もその人らしく生きられる社会を目指して、自分に出来る小さな一歩からあれこれ活動中。

こんにちは。ヒロタイムズのヒロタです。

 

我が家には4歳(年中)の息子アサタ(仮名)がいます。

 

  • そろそろ子供にお手伝いをさせた方がいいのかな?
  • 他の家庭ではどんなお手伝いさせているのかな?

など気になる方もいるのでは?

 

今回は、我が家の失敗パターン?!を元に、子どものお手伝いについて考えてみたいと思います。

 

お手伝いをさせ始めたきっかけ

 

『飴くれ攻撃』をかわす為に考えたお手伝いルール

お手伝いルールを決めて、お手伝いをお願いし始めたのは、アサタが3歳9ヶ月の頃。この記事を書いている今日現在、4歳6ヶ月なので、9ヶ月前のことです。

具体的なきっかけは、毎日アサタがとにかく飴を食べたがって困ったことでした。

 

幼稚園から帰宅したらいつもお腹が空いているアサタ。ちょっと小腹が満たされるおやつをあげているのですが、それとは別に飴を欲しがります。

 

(アサタ)あめ、ちょうだい!!!あめ、あめ、あめ!!!

 

(私)さっき食べたよ。今日の分は終わりだよ。

 

(アサタ)嫌!あめ!!!あめ、あめ、あめ!!!

 

歯にも良くないし、ダラダラとお菓子を食べる習慣はつけたくないのもあって、我が家はおやつに関して厳しめ。

 

しかし、この時期の息子の飴に対しての執着はすごくて(あまり食べさせてないから、というのもあるのかな?この辺難しいですね。)毎日の『飴くれ!攻撃』に私はうんざりしていました。

 

どうしたらいいかな?と考えていた時に思いついたのが、「お手伝いのご褒美に飴をあげる」というもの。

 

当時アサタは、気が向いたらご飯を食卓に運んだり、食後のお皿を下げたりしてくれる時もあったので、これを『アサタのお手伝い』と決めて、お手伝いのご褒美として飴をあげるようにしたらどうかな?と思いついた訳です。(これが失敗のはじまり…)

 

食前の配膳を頼むと、気が向かなくてやらなかった時にいつまでも食事に出来ないので、片付けがいいと思いました。そして、本人にそれを提案してみました。

 

本人と相談

(アサタ)あめ!あめ!

 

(私)これからね、ご飯のあとのお皿さげるのアサタのお仕事にしてくれない?そしてお手伝い出来たらノートにシールを貼って、シールが貯まったらあめ一つあげる。っていうのはどう?

 

(アサタ)うん、うん、やる!あめ、ちょうだい!

 

(私)わかってんのかなぁ…???

 

具体的に決めたお手伝いルールはこちら

まぁ、とりあえずやってみよう!と思い、お手伝いノートとシールを用意しました。

↓ただのミニノートに手書きで線を引いただけ。シールは100均で。

下記のルールを作って、ノートの表紙に書き、アサタに読んで聞かせました。

 

  • 何も言われずにお手伝い出来たらシール3枚(←こんなこと2度あった)
  • お手伝いは?と促されてから、お手伝いしたらシール1枚
  • シール4枚であめ1個
  • あめを食べる時間は幼稚園から帰ってからかお休みの日の昼間(夜はNG)

 

運用開始5ケ月(アサタ4歳2ケ月)でルール変更↓

  • シールが28個貯まったら、200円のガチャガチャ1回

 

その後、飴には執着がなくなった、アサタ。もっぱらの関心はガチャガチャで、今度は出先でガチャガチャを見るたびに

 

ガチャガチャやる~攻撃

 

お手伝い4回でガチャ1回という訳にはいかないので、28個(朝晩のお手伝いを2週間してガチャ1回)に設定しました。

 

その後、シール28個で、200円お小遣いをあげることに変更

 

(400円のガチャガチャもあってややこしいので、アサタの小銭入れを作り、シールが貯まったら200円入れてあげることにしました。400円のやりたいなら貯めてね、ってことで。)

 

ちなみにお手伝いルールを作るにあたっては、手元にあった本『男の子の育て方(諸富祥彦著WAVE出版)』を参考にしました。↓


男の子の育て方~「結婚力」「学力」「仕事力」。0~12歳児の親が最低限しておくべきこと。~

 

実際にお手伝いルールを運用してみて

トホホ…これは失敗!

最初は良かったんです。

シール貯まってないと飴がもらえないのは何となく理解したようでした。

 

『飴くれ攻撃』にあった時に、私がお手伝いノートを見せて、「まだ貯まってないね」と言うと、ごねることもあったものの、だんだん納まっていきました。

 

今日もお手伝いがんばる!

 

なんて言ったりして。

 

そして『食器の片付けはアサタの仕事』と定着してきました。

 

ところが、最近それが災いして?毎日の食事(の後)が本当に苦痛の種になってしまったんです。

 

どういうことか?というと…

 

アサタは元々夢見がちで超マイペースな性質です。食事中も自分の世界に入って、食べる手が止まってしまうこともしばしば。

そして、長い沈黙フリーズの後、いきなり

「変身!」

 

と叫んだりすることも、しばしば…(仮面ライダー系にはまっています。脳内テレビでライダー観てたんでしょうね…笑)

 

食事には30分から1時間かかります。

 

そして最近では、ようやく食べ終わっても、ぼんやりと夢の世界へ(寝ている訳ではない)

 

(私)アサタ、今日お手伝いどうする?眠いからやらないかな?

 

アサタ、無言

 

(私)じゃあ、お母さん、片づけるよー

 

アサタ、無言

 

その後、洗い物が終わるまで、テーブルの周りでゴロゴロしているアサタ。(我が家は低いテーブルで生活してます。)

 

そして、もう台所もほとんど片付け終わった頃に、後ろから消える涙声…?!

アサタが片づけたかった…

 

えっ?だってもう終わっちゃったよ。お母さん、片づけるよ、って言ったよ。

 

アサタが片づけたかったぁ!!!

 

(以降、この会話が永遠にループ…30分間ほど号泣)

 

自分の役割を取られたと思うのか、悔し泣きが止まりません。

 

(この夜寝る前に布団で、)

「明日は片付け残しといてね」

と言ってました。

 

ゴメンよ~

(こどもの無言はOKじゃなく、聞こえてないだけ・・・)

 

また別の日は、なかなか片づけないので、

「アサタ、お手伝いどうする?」

 

「アサタがやる」

 

「そう、じゃあ早く持ってきてね」

 

(ご飯茶碗にこびりついた米粒をはがそうとしているアサタ・・・そして食べるアサタ)

 

「それもう食べないよ。下げてきて」

 

「は~い」

 

(まだ、ご飯茶碗にこびりついた米粒をはがそうとしているアサタ・・・そして食べるアサタ)

 

「もうお母さんがやるよ!」

 

「嫌!アサタが!」

(以下繰り返し)

もうやめたいけどやめられない…涙

配膳よりは急がないとは言え、食器の片付けもいつでもいい、という訳にはいかない家事。時間が経つと汚れもこびりついてなかなか落ちなくなるし、せめて水に浸したい。

アサタに説明しました。

このお手伝いはね、ご飯食べ終わったらすぐにしてほしい、お手伝いなんだよ。

 

うん

 

お手伝いの時はテキパキお願い出来る?(いつもテキパキしてとは言わないから…)

 

はいはい!

 

ある時は、もう私のイライラ爆発!

早く!って2回せかされたらシール貼れないよ!

 

うん!

(その後も動かない…)

 

早く持ってきて~

 

(次が2回目だから)ママ、もう「早く」って言っちゃダメだからね。

 

・・・・・・・

 

 

更に、朝は幼稚園に行く時間が迫ってくるので、こんなやり取りをしていたら私のイライラは爆発寸前です。

 

お手伝いのせいで、親子の喧嘩が増え、私がイライラしてアサタが泣くことが増え、

 

こんな為に、お手伝いしてもらってるんじゃないよ~

 

アサタ、お手伝いのせいで、喧嘩が増えてるじゃない?お母さん、アサタを怒るためにお手伝い頼んでるんじゃないんだよ。今日は気が乗らないって思ったら、今日はやらない、って言ってもいいよ。

 

ダメ、やる。

 

お手伝いさ、ご飯のあと、食卓のまわりに掃除機かける係にする?

 

ダメ、今やってるお手伝いがいい!

 

失敗から学ぶお手伝いルールの決め方

『急ぐ』家事のお手伝いは、少し成長してから

今回の失敗の原因は、

『いつやってもいい訳ではない家事』をお手伝いにしたことにもあると思います。

 

最初から、『食後に床のまわりに掃除機をかける』とか『洗濯ものを畳む』とか、数時間後でも全然差しさわりない種類の家事だったら、早く!という必要はないし、最悪やらなくても(我が家的には)どうってことはなかったんですよね。

 

これから、お手伝いルールを決める方には、特に小さいうちは気分でやったりやらなかったり、ということはあって当然なので、『急がない家事のお手伝い』から始めることを強くおすすめします。

本人の性格を考えて

それから本人の性格を考えて、お願いするお手伝いを決めたり、ルールを決めたりするのは大切ですね。

 

また、アサタが超マイペースで、でも自分で何でもやりたがりで、一度やりだしたことは自分から飽きない限りやめたくない、という性格は元々分っていた訳ですから、こうなることもよ~く考えれば予想出来たハズでした。

 

これは、本当に私の失敗。

 

ごく小さいうちから、「とりあえずやってみて上手くいかなかったら変える」という戦法がアサタには通じにくいという経験をしてきたのに、やってしまったな~という感じです。(『飴くれ攻撃』から逃れる為という、動機が不純だったか…)

 

まぁ、ずっとこのまま、という訳ではないでしょうから様子を見ながら、お互いにストレスの少ない方向に持っていく努力をするしかないですよね。

 

差し当たっては、

『時間に余裕をもって食事を始める』

『さりげなく一緒に片づける』

『(私がイライラしてしまう前に平常心で!)早めに片づけてくれると助かることを伝える』

 

などを心掛けていこうと思います。

お手伝いルールの作り方まとめ

我が家の失敗談から学ぶお手伝いルールの作り方のポイントは

  • 親がイライラしなくて済むお手伝いを選ぶ
  • 本人の性質を考える

 

そもそも子どもにお手伝いさせる目的って、

  • 家族として役割を持ってもらう
  • お手伝いを通して出来ることを増やす
  • 役に立つ嬉しさを感じてもらう

など、成長の助けになったり、自信を持たせたりするきっかけづくりだと思うんです。

 

私も、最初から完璧に出来るとは全く思っていないし、アサタがお茶碗を落として割ったこともありますが、そういう失敗には頭にきません。『瀬戸物は落としたら割れるから、気を付けよう』とちょっとでも思ってくれたら、それも勉強。(思ったかはわかりませんが…)

 

でも、今の我が家の展開は本当に失敗ですね。むしろ、アサタ、自信を無くしてそうで心配です。

 

本当に子育てって難しい!

 

今回はあえて、地獄の?我が家の食後の混乱をお伝えしました。

 

読んでくださった子育て中のお父さんお母さんが、よその大変な様子を垣間見ることで、

 

「我が家だけじゃないな~」

 

って安心してもらえたら?幸いです。

 

 

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出産→育児が辛くて逃げ出したい期→育児しながら自分が育ち直せると気がつく→子どもとの日々のお陰で色々学び、生きやすくなってきました。

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