福岡市中央区は保活激戦区だった! 保育園3回落ちた我が家の体験レポート
こんにちは。ヒロタです。
2016年~2017年にかけて、我が家は保活激戦区の福岡市中央区に住んでいました。
それでも当時の私は母子二人きりで過ごすより、子どもを2歳児クラスから保育園に預け、自分は仕事を見つけることを選びました。
結局2歳児では普通の認可園に入れず、息子は小規模認可園に1年在園。
在園中も翌年の為にまた働きながら保活。
翌年春に、第二次審査でようやく認可園に入園が決まりました。
この記事では厳しかった2歳児保活の流れを振り返ってみたいと思います。
時期ごとにやるべきことをまとめました。これから保活を始める人にも参考になれば嬉しいです。
福岡市中央区の保育園・幼稚園の状況
知らずに保活激戦区に住んでいた我が家
夫婦二人の時には、天神にも歩いて行ける立地には文句なしの我が家でしたが、息子が生まれ、2歳になる前に私も働こうと思った時に状況が変わります。
とにかく、保育園に入りにくい地域だったんですね。
保育園どころか幼稚園でさえも、プレクラスに通っていないと入れないとか、願書提出開始日の朝暗いうちから並ぶとか…
まさに、激戦区。
それでも2歳児から保活をスタートしました。
結局、2歳児の春の一次、二次選考と3歳児の春の一次選考の合計3回『認可保育園入所決定保留の通知=保育園落ちた通知』をもらった我が家。
2015年の秋に保活と就活を始めてから、2017年3月に転勤辞令が出るまで、ずっと保活していたと言っても過言ではありません。
保活激戦区だからこそのフルタイム勤務
そもそも、私は絶対にフルタイム勤務がしたかった訳ではありません。
でも調べてみると、この地域ではパートで働いても認可保育園には入れない!と悟りました。
保育園の入園審査では、各家庭の状況をポイント化して希望した園ごとにポイントが高い順に入所できる仕組みです。
基本のポイントは、私と夫の勤務時間数。それ以外に、単身赴任だとか、それぞれの家庭の状況によって加算ポイントがつきます。
我が家の場合、加算ポイントがもらえる要素は何もありませんでした…
また、非公式な情報ですが、ポイントが同点だった場合は子どもの数や世帯の収入なども優先順位に影響するらしい。同点だったら何かしらの要素で順位をつけないとなりませんからね。
(役所の方は、「そういった家庭の状況を総合的に判断して決まります」というぼやっとした言い方しかされません…)
我が家は一人っ子ですから、そこでまず不利ですよね。
そうすると、激戦区で認可保育園に入るには、最低でも就労時間数で最大ポイントを稼げないと絶望的だろうと思いました。(←実際フルタイムでも落ちまくった…)
仕事と子育ての両立という意味では、フルタイムよりは就業時間を抑えて働きたかったのに、預け先の質と保育費を考えると認可に入るためにフルタイム勤務せざるを得ないという何とも歯がゆい状況…
でもやるしかないと、フルタイム勤務の仕事探しと認可保育園への入園準備が始まりました。
今思うと違う選択肢があったかもしれないと思えますが、息子と二人で一日中過ごすことに当時は限界を感じていたので、何としても仕事!認可園!という方向に進んでしまったんです。
福岡市中央区で認可保育園に入るまでの道のり
- 入所申込前の準備(入園前の夏~秋にかけてやること)
- 入所申し込み
入所申込前の準備(入園前の秋からやること)
10月~認可園に入れるまでの預かり先を確保する。(認可外保育園など)
【この時期にやるべきこと】
1.近くに祖父母がいて可能なら、数か月預かってもらう。それが無理なら認可外保育園に預ける。
2.就活して働き始める。
3.就業している状態で、認可保育園申込をする。
4.認可園入園が決定したら、翌春~入園。
仕事を探している状態でも『求職中』として認可保育園の申し込みは出来ます。
でも、保活激戦区で求職中の人が認可保育園に入れる可能性はとても低いと思います。
実際にフルタイムでも落ちるので。
とは言え、育休明けでない場合、どこかに預けないと就労出来ない訳で、ここに制度上の矛盾があるんですよね。
そして春に入れないと、途中入園はさらにハードルが高い!
認可外の園でも慣らし保育が必要な場合もありますので、認可外に預けて先に働き出す場合は早めに利用する認可外保育園を決めて見学をしたり慣らし保育を始めたりしましょう。
我が家は、元々私の休息や用事がある時に利用していた認可外保育園に預けました。
初めて利用する認可外保育園の場合、しっかり見学して安心して預けられるか確認しましょう。
ちなみに認可外でも、条件的に認可されていない(広さが基準に達していない、給食設備がない等)ものの市のチェックが入っている保育園もあれば、全く行政の目が届いていない保育園も中にはあります。
既存の価値観にとらわれない個性的な保育方針の園も多数ありますし、認可でないからダメとは一概に言えません。我が子にとっては安全で安心して過ごせる場所かどうか?は、特に子供が話せないうちは親が判断する必要があります。
認可外保育園に預けるのは気が進まない!という場合は?
最初から、2歳児で小規模認可園→3歳児~預かり保育のある幼稚園に、と決めれば、求職中でも入園できる可能性はあるかもしれません。(※小規模認可保育園は0歳~2歳児の施設です。1年しか通えない為、2歳児クラスの倍率は低め。)
どうしても入れなかったら子どもが2歳児の間は仕事を諦めて家庭で一緒に過ごそうと思えるなら、求職中の状態で申込してみてもいいと思います。
希望する認可園をピックアップ・見学会の日程をチェックする
【この時期にやるべきこと】
1.見学する園を決める
2.見学日程を園に確認する
見学日程は園によって違いますが、翌春の入園に向けた見学会を秋頃から開催するところが多いです。
人気の保育園は見学日すらすぐいっぱいになってしまうこともあります。
早めに日程を確認して予約しましょう。
働き始めてからすぐは仕事を休みにくいので、私は、10月・11月の就活中に、見学を済ませました。
福岡市では、保育園入所審査の申込をするにはその園を見学することが必須です。
立地はもちろん大事ですが、実際に見学してみると少し遠くても是非申し込みたい園があったり、反対に近いけれど、我が子には合わなそうだと思う園もあったりします。
何とか通える範囲なら、時間が許すかぎりまずは見学に行くことをおすすめします。
さらに可能なら、園庭開放などの時に行ってみるとより雰囲気がつかめていいと思います。
■見学時のチェックポイント&質問した方がいいこと
【チェックポイント】
●先生の子ども達に接する態度
●先生同士のやり取りの雰囲気
何よりも大事なのはやっぱり子どもたちと直接関わる先生だと私は考えます。
どんなに立派な教育法や方針を掲げていても、それを実践するのも建前で終わらせるのも、現場の先生次第。
子ども達にあたたかい態度で接しているか?威圧的だったり、感情的に叱っている様子はないか?などを見るようにしました。
また、先生同士の雰囲気の良さも子どもに伝わると思います。
【質問した方がいいこと】
●来春、自分の子どもの年齢の受け入れ枠が何名あるか?
●残業の予定があるなら、延長保育の利用方法(当日突発でも対応してもらえるか?)や実際に利用している園児がどのくらいいるか?
受け入れ枠については役所でも聞けますが、園でも確認しておいた方がいいと思います。
新規で入れる人数が多い園ほど、比較的入りやすいとも言えます。
※園によっては、見学会を平日と土曜日両方の日程で開催しています。既に働いていたり、両親揃って見学に行きたい場合、土曜日に行こうと思うかもしれません。
でも、土曜日は親の仕事が休みで、登園しない子どもも多いです。
土曜日は子どもの数が少なくて平日とは園の雰囲気が違う可能性もありますから、実際にお子さんが平日のみ登園することになりそうなら、平日に見学することをおすすめします。
10、11月~認可外保育園などに預けて就活&就業開始
【この時期にやるべきこと】
1.就活~応募・面接・勤め先決定
2.職場で在職証明をもらう
認可保育園申込期日まで間に合うように、仕事を決め就労証明書に記載してもらう必要があります。
職場によっては、証明証書の記載などは本社に頼むケースもあります。その場合、就労証明の用紙を会社に提出してから記載してもらえるまでに時間がかかる可能性もあります。
時間に余裕を持って仕事が決まれば、慌てずに済みます。
入所申し込み
12月上旬~認可保育園入所審査申込
【この時期にやるべきこと】
1.申し込む園と希望順位を決める
2.必要書類を揃えて、期日までに提出する
特に激戦区の保育園に申し込む場合、第1希望だけ記載しても入れない可能性が高いです。
どうしても認可園に入りたいなら、第2、第3希望まで(入園してもいいと思える園がたくさんあるなら第5希望まで)記載しましょう。
たまに「一次がダメでも二次があるから。」と考える方がいるようですが、大抵の園は一次申し込みで定員一杯になります。
ということは、一次選考後空きのある保育園があったとしても、二次申し込みは更に激戦になります。
ちなみに、我が家は一次、二次申し込みともに、第五希望まで書いて全部落ちました。
(翌年、二次申し込みで残り1名の枠がある園を第1希望にして入園が決まりました!)
受け入れ予定数が多い園の方が入りやすいので、希望度合が同じ程度なら、受入数が多い園を上位に希望した方が入りやすいかもしれません。(他の人の申し込み状況によるので、一概には言えませんが…)
1月下旬~結果発表
【この時期にやるべきこと】
1.結果通知の郵便物を確認する
2.入所が決まった人は、入所手続きを速やかにする
3.決まらなかった場合は、二次申し込みする園を決める
ここで入園する園が決まったら一安心ですが、決まらなかった場合はすぐに二次申し込み先を検討しましょう。
定員に空きがある園については、区役所に電話すれば教えてもらえます。
通える範囲に空きがなかったら、一次と同じ内容で再度申込するか希望順位を変えて申込します。
一次で入園が決まった後に転勤などが決まり辞退する人もいるので、可能性はゼロではありません。
2月~二次審査申し込み・結果発表/3月~三次審査申し込み・結果発表
我が家の場合は、二次も全て落ちたので、三次審査で今まで希望していなかった小規模認可園を希望に入れました。
三次選考で全て落ちれば、4月1日からの認可保育園入園は出来ません。
仕事を辞めるか、どこかの認可園に空きが出るまで認可外に通う必要があります。(空きが出ても自分よりも優先順位が高い人がいるかもしれないので、途中入園できるとは限りません。)
経済的にも、内容的にもずっと認可外は避けたかったし、仕事も辞めたくなかったので、三次申し込みでは、2歳児までしか通えない小規模園を第5希望にいれました。
結局その小規模認可園に入園が決まりました。
福岡市中央区は保活激戦区だった! 保育園3回落ちた我が家の体験レポート まとめ
ここまで、福岡市中央区で2歳児での認可保育園入所に向けて保活した体験を基に、保活の流れをまとめました。
本当に激戦区での保活は大変。
ここまででも大変なのに小規模園に入った我が家は、その後も3歳児入園に向けた新たな保活をしてヘトヘトでした。
そんな訳で、大変さだけが伝わってしまったかもしれませんが、大変な保活だからこそ!早めに情報収集を始めて欲しいと思います。
また、保活激戦区にいると、とにかく認可保育園に入れたらそれでいい!と思ってしまいがちです。
でも、保育園はわが子が家庭よりも長い時間過ごす大事な場所。
子どもと園の相性や親がその方針に共感出来るか?しっかり確認して、入園後にこんなはずじゃなかった…と思うことがないようにするためにも、色々な保育園を見てみて欲しいと思います。
仕方なく小規模園に通わせることになった我が家ですが、息子はその家庭的な雰囲気の園がとても好きになりました。
卒園後も『○○園にどうしてもう行けないの?○○に行きたい!』と言うのを聞いて、せつなくなったのと同時に、良い園に巡り合えたことに感謝しました。
次回の記事では、小規模保育園に1年間通った感想や、その後3歳児入園に向けた我が家の保活の記録を書こうと思います。
平成31年4月1日~入園希望場合のスケジュールと詳細はこちら→福岡市のホームページで確認出来ます。
この記事を読んでくださったあなたとお子さんにとって良い保育園との出会いがありますように。