転勤族と結婚するなら 絶対に 考えておきたい自分の仕事のこと
こんにちは。ヒロタです。
私は現在、在宅ワークで収入を得る方法を模索中です。
特に専業主婦願望もなくずっと働きたいと思っていたのに、あまりにもキャリア形成について無計画だった私。そして更には転勤族と結婚してしまい、一つの土地に定着して暮らし働く、ということが難しい状況です。
もっと前々から考えておくべきだったことがたくさん!
今回は、
- これから転勤族の彼と結婚するかもしれないけど、自分の仕事どうしよう?
- 転勤族と結婚したけど、これからの働き方どうしよう?
と悩んでいる人たちの参考になるように、必ず考えておいたほうがいいポイントを体験も交えてまとめました。
働き方は、生き方に直結する大切なこと。
何とかなるさ~♪と悩み過ぎないことも大事ですが、後でこんなハズじゃなかった!!!と後悔しない為にも、具体的に考えてみませんか?
『いやいや、転勤族と結婚したら専業主婦になるし!』と考えているあなたはこちらの記事もどうぞ。
今の仕事は続けられるか?
まず考えておきたいことは、転勤族の彼と結婚した場合、
今の仕事が続けられるか?ということです。
フリーで働いていて、更にネットさえあればどこでも仕事が出来る!という職業の人は、転勤族と結婚してもずっと今までの仕事を続けることが出来ますが、(←これがまさに私の理想!)問題は会社勤めの場合です。
運良く、夫となる人の赴任先にあなたが勤める会社の支店もあって、転勤させてもらえるならラッキーですが、それが叶う人はそう多くはないでしょう。また最初の転勤ではそれが出来ても次の赴任先もその次もずっと、出来るか?というとますます難しいと思います。
そうすると会社に勤めている人は夫の転勤辞令が出ると同時に仕事を辞め、夫の赴任先で、新たな仕事を探すことになります。
(私も東京にしかない企業に勤めていたので、ようやく正社員になって7年勤めた会社を退職しました。)
それが受け入れられないならば、(少なくとも『同居前提』・『彼がその会社を辞めない前提』での)転勤族の彼との結婚は難しいです。
あなたのスキルはどんな場所でも、何年後でも役に立つ?
今の会社は辞めてもいい!夫の赴任地で自分は新たな仕事を探せばいい!と思うあなたが次に考えるべきは、
- 今の自分のスキルはどんな場所でも役に立つのか?
- または年齢を重ねても、自分のスキルで新しい職につけるのか?
ということです。
大都市であれば色々な企業があり、今までと同じ業種や職種の仕事の募集も見つけやすいですが、地方の小さな都市に転居した場合でも、自分のスキルを生かせる仕事は見つけられるのかどうか?を考えておく必要があります。
(ということは、夫になる人がどんな土地に転勤する可能性があるか?ということも知っておいた方がいいです。)
どんな仕事でも良い、と思えばなにかしら仕事をすることは可能だと思います。でも自分らしく、自分の持ち味を生かして働きたいと思いますよね。
また、今の年齢ならこれまでのスキルを生かした同じ職種につくことが出来たとしても、この先5年後、10年後の転勤時には、当然年齢を重ねている訳ですから、それでも仕事をみつけられるか?という視点も必要ですよね。
これは転勤族と結婚するかどうかに限らず、今後AIの進化によって人がする仕事は大きく変わるでしょうし、正社員だから安泰という時代ではないですから、その時代に合わせたスキルを磨くって、誰にとっても必要不可欠です…
通常、自己都合で退職すると失業保険をもらえるまでに3ケ月間の『待機期間』があります。でも、夫の転勤で妻が退職を余儀なくされた場合、自己都合ながらもやむを得ない事情での退職と扱われ、待機なく失業保険を受け取れる制度がありますので、配偶者の転勤による遠方への転居で退職することが決まったら、ハローワークに前もって該当要件や必要書類を問い合わせておきましょう!
転勤族の妻は職に就きにくい?
長く働けないのは当然不利
能力人物その他もろもろが飛びぬけて優れていて、
なにがなんでも是非採用したい!!!
と思われるような人材ならばともかく、同じくらいの能力であれば、長く働けそうな人を採用した方が会社にとってメリットがありますよね。
私が福岡で最初に就職活動をした当時(2011年、34歳)、
面接に行くと履歴書の卒業学校などから、出身地の話になり、隠してもしょうがないので、転勤で来たことを話すと、必ず言われたのが
「じゃあ、また転勤があるんですよね?」
ってことです。
多分あるけど、あります!と言ったら絶対不利になるんだろうな~
でもありません!とも言えない…
「あるかもしれません」
と小さ目な声で?返事し、そこでちょっと場の雰囲気が微妙になる(そして後日不採用)…なんてことを数回経験しました。
(ここは嘘も方便で、「もう転勤ないんです」って言ってしまえる人もいると思いますが、私は性格上ムリでした。)
もちろん年齢や結婚したばかり、ということもあって、すぐに子どもが出来て辞めるかも?など、他にも長く勤めないと思われてしまう要素はあったと思いますが、
『辞めるかもしれない人』と『数年後に必ず引っ越して辞める人』というのは、まぁ普通に考えて印象は違うよね、と思います。
それが一番の原因で不採用になったかどうかも分かりませんし、いずれにせよ何が何でも採用したい!!と思われる人材でなかったのは自分の責任ですから、そこは今までの自分を反省する機会にもなりました。
地域によって賃金差はある
福岡引っ越し後にすぐ行ったハローワークでは、「地域の賃金差もありますし、今までと同じ給与は望まない方がいいですよ」と言われました。
最低賃金が違いますから、それはそうですよね。更に私がそれまで勤めていた会社は、小さな企業ながら業績が良く待遇もかなり良かった為、例え東京でもそれに近い条件で新しい仕事を探すことは難しい、と分っていました。
それ以外にも
- そして今後は夫の転勤でいつまで続けられるか分らない状況→正社員での採用は無理
- 社員でないならボーナスがない分、年収は少なくなる
- 入ったばかりの会社と何年も勤めた会社では給与にも差があって当然
等々…と今までより条件が悪くなる要素満載です!
と、頭では分かっていても、今までの待遇とあまりにギャップがあるお仕事だと応募の段階で思わず除外してしまうこともありました。
特に大都市圏から地方に引っ越す場合、お給料は下がって当たり前、くらいの気持ちでいた方がいいと思います。
参考までに、以下、「厚生労働省HP掲載」の最低賃金。
【地域別最低賃金の全国一覧】
平成29年度地域別最低賃金改定状況
東京 958円
大阪 909円(-49円)
福岡 789円(-169円/27,040円)
秋田 738円(-220円/35,200円)厚生労働省HPより引用
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
【最低賃金で、1日8時間労働・月に20日出勤した場合の東京都との差】
- 大阪 -7,840円
- 福岡 -27,040円!
- 秋田 -35,200円!
う~ん…
ただ、その分部屋代の相場も違いますから、トータルで考えると何とも言えませんが…
自分に合った職場が見つかっても働けるのは期間限定
誰にとっても、定年まで同じ会社で働くのが当たり前の世の中ではなくなりつつありますが、
特に!転勤族妻は、夫の転勤についていく限り、
何歳になっても仕事を新たに探さないといけないんです。
定住している人でも時代の変化とともに、現在の職が無くなることはある、とは言え、転勤族の妻の場合、今の職場が自分にあっていて必要とされていたとしても、夫の会社の転勤辞令ひとつで、その職場を離れたいといけない…
どうしても続けたいと思ったら、夫に単身赴任してもらうなど、
家族が一緒に暮らすか?自分の仕事を取るか?
の選択を迫られることになるんですよね。
これは自分の仕事に入れ込む人であればあるほど直面する問題だと思います。
個人的には必ずしも妻が夫に合わせる必要はなくて、
夫が妻に合わせて転職することがあってもいいんじゃない?
と考えています。夫の収入がメインで生活している場合は難しいですが、妻の収入と貯金で当面の生活が成り立ち、かつ夫も別の仕事で最低限の収入が得られそうで、家族にとって暮らしやすい土地ならば、その選択肢もありです。
ここで一番重要なのは、妻が自分の転勤に合わせるのが当然!ではなくて、自分の転職もありかも?と考えられる夫かどうか?ってことですよね。
【まとめ】転勤族と結婚するなら考えたい、自分のこれからの働き方
色々考えてみたけれど、彼の仕事を尊重しつつ、転勤のある彼とこれから一緒に生きていきたい!と思うなら、自分はどんな働き方をしたら、どんな場所に行っても自分らしく働けるか?を考え、必要なスキルを身に着ける必要があります。
転勤族の夫と結婚してからも働き続けるために大切なのは…
- 自分の価値や出来る仕事の幅を広げる
- 今までの職種、働き方、給与にこだわり過ぎない
- 働き方や家族の暮らし方について話し合える相手を選ぶ
この3つがポイントです。
ずっと同じ場所で暮らして働くよりも大変なことが多そうですが、実はこの3つのポイント、転勤のない相手と結婚しても、更にはシングルでいても必要なことですよね。
転勤族と結婚するかも?と思って、こんな考え方を身に着けておくことで、いくつになっても自分らしい働き方が出来るんじゃないでしょうか?転勤族じゃない人と結婚したけれど、結婚後に転職した会社が転勤アリだった!なんてケースもあります。
この記事が、これからの働き方と自分が大事にしたいことを考えるヒントになれたら、嬉しいです。