人一倍敏感で繊細なHSC子育て・不登校の安心基地作りに参加します

こんにちは、ヒロタです。
先日、HSC子育てラボのkokokakuこと斎藤暁子さんが立ち上げたクラウド・ファンディングを偶然知り、『敏感で繊細、だから不登校になりがちな子供と親がもっと幸せに感じる社会になるように』というプロジェクトを支援させて頂きました。
このプロジェクトの私が選んだリターンは、『HSC子育て・不登校の安心基地作り(オンラインコミュニティ)』の構築メンバーになること。
【クラウド・ファンディングとは?】
クラウドファンディングとは、「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題を、こんなふうに解決したい」といったアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、専用のインターネットサイトを通じて、世の中に呼びかけ共感した人から広く資金を集める方法です。
A-port より引用
今日は、HSCと私の関わりと、今この活動に参加したい想いについて書かせてください。
【2019.7.15追記】
☆『HSC親子の安心基地』(オンラインコミュニティ)は、2019年4月1日よりどなたでもご参加頂けるようになっています。
興味がある方は→こちらから詳細をご確認ください。(HSC子育てラボのサイトが別タブで開きます。)
☆2019年7月現在、HSC子育てを応援する活動を秋田で行っています。
リアルで開催される講習会などの情報をお知りになりたい方は、お問合せよりどうぞ。→こちらをクリックで問い合わせフォームが開きます。
☆2019年7月、この記事でご紹介しているクラウドファンディングで作られた書籍『HSCを守りたい』が出版されました。(当初、自費出版予定でしたが、出版社からの出版になりました。)
HSCの我が子が幸せに育っていけるようにと願う方に読んで頂きたいです。
読みたいところから読む
HSCとは?
HSC(エイチエスシー)とは、Highly Sensitive Childの頭文字をとったもの。
病気や障害ではなく生まれ持った気質です。
HSCとは、
Highly Sensitive Child、
つまり、『とても敏感で繊細な子』のことです。
敏感さ、繊細さを持った子は、
育てにくいと感じられたり、
他の子が平気なことに拒絶を感じたりする“ありのまま”を否定されやすく、
自尊心が傷つけられたり、
自己肯定感が削がれて自己否定感が強められ、
些細なことがトラウマ(心の傷)となって、生きづらさを抱えてしまいやすいのです。
自分の生きづらさの理由がHSPだったのかも?と気づいた私
HSCは人一倍敏感で繊細な『子ども』
HSPとは、ひといちばい敏感で繊細な人のこと。(※HSP=highly sensitive Personの頭文字をとったものです。)
数か月前にHSPカウンセラーのみさきじゅりさんのブログに出会った私。
それまで、HSPの概念自体知りませんでした。
内容がまさに自分に当てはまる?と思い、セルフチェックテストをしてみたところ、かなりの高得点。
子どもの頃からずっと、「気にし過ぎ」「考え過ぎ」「繊細過ぎ」と言われ続けてきました。
「マジメだから」とも。
その決してほめ言葉でない(と私には感じられた)「マジメ・繊細」と言われるのが、 ずっと嫌で仕方なかった。
そして、周囲の人の不機嫌さや怒りになどの感情にひどく敏感で、それが自分のせいであるかのような気すらしてしまい辛かった。
それらは、HSP・HSCの特徴だったとわかりました。
HSP・HSCへの認知を広げて、心の傷を負うことを防ぎたい
HSPを知って私はなんだかとてもほっとしました。
同時に、もっと早くに知っていたらこんなに苦しまないで済んだのかもしれない・・・という気持ちも湧き上がってきました。
PMS(月経前困難症)が強かった私はその影響による強い落ち込みなどもあり、ひどい鬱状態に苦しんだこともありました。
子育てラボを主催する斎藤さんは、HSCの息子さんの母親でもあり、心理カウンセラーをされています。
今回のクラウドファンディングのサイトで、私が特に心動かされたのはこの部分でした。
防ぎたい!
学校に気質が合わなければ、その子にとって学校は地獄だと言います。
ずっと我慢して学校に行き、苦しみに耐え、時に糸が切れると自分が悪いのだ、至らないのだ、と自責する。
そうして大人になった方が抱える「心の傷」がどんなものかも他の人にはわからなくて、傷がえぐられることもある。
その悪循環を止めたい!! カウンセリングの度に思ってきたことのひとつです。
ただ、仕事や生活に支障を来すほどの生きづらさや苦しみを抱えている場合の回復は簡単ではありません。
負わなくてよかったはずの傷や自己否定感、その方の歴史に日常的に触れているからこそ「防ぎたい!」そう強く思うのです。
プロジェクト『敏感で繊細、だから不登校になりがちな子供と親がもっと幸せに感じる社会になるように』より引用
https://camp-fire.jp/projects/view/102643?utm_source=cf_widget&utm_medium=widget&utm_campaign=widget
心理カウンセラーである斎藤さんは、一度受けた心の傷を癒すことの大変さを知っているからこそ、の言葉です。
そして、私自身も自分自身の苦しい体験から、その大変さは身を持って知っています。
だからこそ、『防ぎたい』という想いに強く共感しました。
認知を広め、家族や知人だけでなく、子どもに関わる全ての人に、
- こんな特性を持った人がいるということ
- 我慢や根性で乗り越えることを強要すると後々の人生にまで大きなダメージを残してしまう可能性があること
それを知って欲しいと思います。
HSC理解を通じて、生きづらさの連鎖を防ぎたい
そもそもこの秋から私は、このブログなどを通して傾聴サービスのモニターさんを募っていました。
そしてモニターさんたちのお話しを伺う中で、自分がやりたいことが見えてきました。
それは、『生きにくさを抱えながら母親になった人のサポート』を通じて、『生きづらさを子どもへ連鎖させない』こと。
それは、わたし自身が生きにくさを抱えながら母親になったから。
そして、育児ストレスの中で息子にも生きづらさの元を植え付けてしまっていたのではないか?と気が付いたからです。
特に子供が幼いうち、親と子の幸せは一体です。
親がストレスフルならば、子どもにも必ず影響はでます。
生きにくさを抱えたまま子育てをしている親は、ただでさえストレスの多い子育ての中で、周囲のお母さんたちや園や学校の先生との対人関係も上手く作れず、孤独感を強めやすいです。
また、上手く人付き合い出来ない自分が、子どもから周囲の子たちと親しくなる機会を奪っているのでは?という罪悪感に苛まれたりしがちです。
そして、お母さんの不安は子どもにも伝わります。
私は、特に長年生きにくさを感じたまま母親になり不安感を抱えたお母さんたちの、気持ちに寄り添って話を聴くことで、孤立感を和らげたい。
そして親も子も幸せに過ごすサポートがしたい。
そんな想いがはっきりとしてきていました。
息子が幼稚園に行きたくないと言った
そんな矢先、年中の息子が幼稚園に行きたくないと頻繁に言うようになりました。
生来集団生活は好まず、マイペースで行動することを好む我が子。発達グレーゾーンと言われた時期もありました。
年少の春に今の土地に引越してきて幼稚園に入園したものの慣れるのにも一年近くかかった息子。
今年(2018年)の春、年中になり、クラスのメンバーが倍近くに増え、振り出しに戻ったかのようにも思えました。
それでもようやく慣れて、去年は嫌でたまらなかった秋の運動会にも今年は楽しみを見出し、リレーもダンスも張り切っている様子を微笑ましく見ていたところでした。
でも、その疲れが出たのか11月からは頻繁に休むように。
私が働くために息子を2歳から保育園に預け、たまたま合う園に恵まれたものの、ちょっと無理をさせたのでは?という想いもありました。
だから今回は無理をさせず、本人のペースで登園するようにしたかった。
当日の本人の気持ちで登園をするかしないか決めるとすると、日時を約束する活動(カウンセリングなど)はしにくい。
以前こちらの記事→『私が在宅で働きたい理由~子どもが不登校になった時親の仕事はどうする?』にも書いた想い、子どもが学校に行くのがつらかったら別の選択肢を考えたいことも頭をよぎります。
(当時は自宅学習を想定していましたが、その後、『オヤトコ発信所』に出会って、サドベリースクールや様々な形のオルタナティブスクールの存在を知りました。そして義務教育の『義務』は学校に行く義務じゃないってことも!)
同じような悩みを抱える人が集うオンラインコミュニティなどの形なら、時間帯に自由もきくけれど、今の自分に一人でそれを立ち上げられるだろうか・・・?
そんな風に考えあぐねていた時に出会ったのが、『HSC子育てラボ』さんのプロジェクトでした。
少数派の人たちが安心して暮らせる多様性のある社会は、結局みんなにとって生きやすい
私の息子にもHSCと似た性質はありますが、この子はHSCだという確信はありません。
繊細であることは確かですが、おそらくHSPである私に育てられた為にそうなったのか?生来彼が持って生まれたものなのか?今はまだわかりません。
ただ、我が子がどうかに関わらず、HSCかどうかに限らず、多数派はでない色々な特性の人が、ありのままを尊重されながら、その人らしく過ごせるのが『ふつう』な社会になるといい。
それは誰にとっても生きやすい社会なはず。
私に出来ることは限られているけれど、今出来ることを一つひとつ行動していこうと思います。
既に大人になっているHSPの人たちも勿論ですが、特にHSCの子どもたちを守るには、家族だけでなく多くの人に認知が広がる必要があります。
このブログでも、今後情報を提供していきたいと思います。
長い文章をここまで読んでくださってありがとうございます。
この記事がHSCを知るきっかけになってくれたら嬉しいです。
そして、この記事を読んで、
うちの子もそうかも?
お友だちのあの子もそうかも?
自分の教え子もそうかも?
と思われたら、是非HSC子育てラボを訪れてみてください。
正しい情報を知ることで救われる人が増えますように。